試行錯誤ブログ

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2020-01-01から1年間の記事一覧

46.「2020年に読んだ本」

今年はコロナ禍で自宅にいることが多くなり本を読む時間も増えたはずだったけど、夜寝る前にしか読まないスタンスは変わらずだったので結局全然読めてない。 なのに毎週末、本屋へ行っては何かしら本を購入してしまうので積読が進んでしまう。 今年も面白い…

45.「2019年に読んだ本」

2019年に読んだ本 ①川上弘美「大きな鳥にさらわれないよう」 カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」をさらにファンタジーにさせた感じで、主人公の行く末を見つつ、この世界はどういった感じなのだろうと想像する楽しさがあった。気がする。 ②オードリー…

44.「キングオブコント2020の感想」

コントの感想だけ ・滝音 コンビ自体初見。 黙々とラーメンを食べる男に対して、気前よく接客する店員。正直、飲食店で店員に絡まれるのはあまり好みではないけれど、このコントの店員はそこまで嫌悪するものではなくておすすめの食べ方紹介してくれたりと親…

43.「お腹が冷える季節」

季節は秋から冬に差し掛かり、1日の中での寒暖差が激しくなった。朝夜は寒いのに日中は温かい。1日に8°も温度の変化があって会社に行く恰好にも迷う。駅に向かうまでは寒いのに電車内は暑いし、でも会社の席はエアコンの冷たい風が直で当たる場所で冷えやす…

42.「隣山田」

二宮 「北千住は千住の北にあるから北千住。西日暮里は日暮里の西にあるから西日暮里。てことでお前は山田の隣の席だから隣山田な」 木島 「なんでだよ!嫌だよ!」 二宮 「お前が新しいあだ名欲しいって言ったんじゃねえか」 木島 「だとしても他にもっとあ…

41.「星間旅行」

星間旅行が可能となってから、人々の間でモールス信号が流行し始めた。 光によるモールス信号が遠くの星と交信可能な唯一の人類共通言語であり、その星に到着したであろう未来の自分に向かって発信するメッセージ、あるいは、目標の惑星に到着したときに過去…

40.「小突き」

1. 突然、背中を小突かれた。 会社から帰宅途中の電車に揺られている中での出来事だった。 電車内は、席は埋まってはいるが、立っている人はまばらで、おれは吊革に捕まってスマホでゲームをしていた。初夏の夕暮れ時、仕事の疲れと共に暖かな空気に眠気を誘…

39.「報告」

ふと前を見ると、白くて四角い箱がずらっと並んでいる。 正確には、白くて四角い箱は横に6個並んであり、その列がフロアの奥まで規則正しく並んでいる。 さらにその白くて四角い箱の間には、黒いもじゃもじゃが時々ひょこっと顔を見せている。そしてそのもじ…

38.「2018年に読んだ本の感想」

2018年に読んだ本の感想 ※敬称略 ①磯崎憲一郎「鳥獣戯画」 いつの時代も大変 ②フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」 映画面白い、続編も ③今村昌弘「屍人荘の殺人」 密室謎解きとしては面白かった。たが、密室になる理由の根本原因…

37.「2017年に読んだ本の感想」

2017年に読んだ本の感想 ※敬称略 ①テッド・チャン「あなたの人生の物語」 2017年夏に公開された映画「メッセージ」の原作。とても面白いと評判だったから読んだ。突如現れた、ただ浮遊するだけのUFOに接触を試みる話と、主人公の家族との日々の生活が交互に…

36.「2016年に読んだ本」

2016年に読んだ本の個人的な感想 ※敬称略 もう4年も前のことだからあまり覚えてない 確か読んだ順 あんま調べずに、当時思ったことを書き連ねてます。 ①西加奈子「サラバ」 全6章構成で4章ぐらいから加速度的に面白くなった気がする。 生まれてから30代中盤…

35.「パンを求めて 第一章:出掛ける」

その日、浜岡は朝早く起きた。 といっても9時ではあるが。ただ、いつも休日は昼過ぎまで寝ていることが多いため、それに比べるとやはり早い。布団の横では目覚まし時計がジンジンと鳴っている。それを気にすることもなく、おもむろに起き上がって浜岡は窓に…

34.「年の瀬に」

年の瀬にインフルエンザになった。 しかも人生初めてのインフルエンザだった。 今まで元日に風邪をひく経験が何度かあったが、初めて年を越す前から風邪を引いた。 インフルとは、こんなにも頭が痛くなり、何にもやる気がなくなってしまうのか。 これまでの…