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58.「2025年に見た映画」

それなりに見た

 

ビーキーパー

新年最初に見た映画。特典でおみくじがついてきて大吉を引いた。しかしどうやら凶なども混じっていて文句が来ていた模様。確かに自分も凶をひいたら嫌だったかも。景気のいいアクション映画だった。引退したやつが復帰してぼこぼこにするような話が増えているのはアクション俳優の高齢化ゆえ?

 

室町無頼

原作を読んだときはずっと修行している印象だったけど、映画での修行シーンは20分ぐらいだった。有名な役者は演技が上手いということを改めて思った。クライマックスにおいて勝敗のつけ方がよくわからず、何をすれば勝ちなんだっけ?と思った。扉に「無頼」と書いた紙を貼り付けたことで勝った雰囲気となり、なおさら困惑した。

 

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城塞

面白すぎる。キャラ覚えきれないよーと思ってたら最後は完全に頭に入ってた。

 

機動戦士Gundam GQuuuuuuX

前半は総集編感があり、ずっと見るのきついなと思っちゃった。

後半はとっつきやすかった。一歩踏み出せるやつが未来を切り開く。

 

セブン 4K版

ずっと雨。辛すぎ!

 

野生の島のロズ

描写が丁寧で普通に泣いた。

子育ては生物として当たり前に存在することなのに人工的なシステムでは対応しきれないってのはなんか不思議かもと思った。システムが対応できるものは人類が勝手に生み出したものだけなのか、みたいなことは今度じっくり考える

 

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニューワールド

編集やVFXが間に合ってないよ!

そして現実の大統領のほうがやばいよ!

 

ウィキッド ふたりの魔女

ミュージカルを生で見に行ったような歌の臨場感。

キャラのオリジンを壮大に描いた前篇なので、よくイメージされる魔女の姿となって終わるけどもそのシーンの歌の迫力がすさまじかった。最近のヒーロー映画はオリジンは周知の事項として端折られており、すでにヒーローになった姿から始まることは多い中で久しぶりのオリジンであり、最後のテンションの上がり方は異常なぐらいに盛り上がった。

 

ANORA アノーラ

現代のシンデレラ!という宣伝文句でミュージカルを期待しに行ったら前半は若い二人の恋物語でひたすら性描写みたいな感じだった。娼婦が手にした彼氏はロシアの大富豪の息子であり、結婚の許諾はできないからやめろと言われ、ロシアからわざわざ飛行機飛ばしてやってくるし、在中させていた部下を向かわせる。彼氏はそれにおののいて彼女を置いて逃走してしまう。ここら辺から雰囲気変わって劇場内も笑いに包まれることが多くなったけど、はたして笑っていいのかと思った。主人公が被害を受けない確証を得られないままにコメディ調で描かれ、それがいつひっくり返るのかと思ったらそれもなかった。クライマックスだったり、ところどころで良いシーンはあるけど、なんかしっくりと来なかった。

 

教皇選挙

だれが勝つのか、だれが仕組んでいるのかといったサスペンス風味で面白かった

 

MICKEY 17

17はミッキーという男から作成されたクローンの番号を示している。そのため本作の主人公は17番目のミッキーである。原作はMICKEY 7であり、7番目のミッキーだった。原作はつまらなかったけどポン・ジュノがタイトル時点で脚色をふんだんにすることの現れだと思い、どう面白くなるんだと期待したけど正直微妙だった。小説より面白かったけど。現実のトランプ大統領を超えていかない問題がある

 

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで

いろんなジャンルてんこ盛りながらも筋の通った話で面白かった

 

アンジェントルメン

会話シーンがおしゃれすぎてついていけなかったけど実話をもとにしたとは思えない戦闘描写で面白かった

 

ベテラン 凶悪犯罪捜査班

普通に面白い

 

サンダーボルツ

ホラー要素もあって面白かったけど、いろんなドラマをつなぎ合わせた感じで面白いシーンの総集編感が若干あった。ホラーはメンタルケアの話に繋がってくることは多いけど、誠実にやってた感じ

 

ミッション・インポッシブル/ファイナル・レコニング

頭のおかしいアクションをしていて最高だった

 

ゴッドファーザー

有名なあの曲はシチリア浮気譚のやつだった。鎌倉殿の13人のように堅気のまっとうな青年が徐々に道を踏み外し、身内にすら容赦なく裁きを下すぐらいに闇堕ちしてしまう話が好きっぽい。スターウォーズ ep3 シスの復讐の影響かもしれない。

 

メガロポリス

映像がリッチ

話はアングラ演劇

 

罪人たち

音楽がよすぎ。構成の手際もよかった。確実に何か不穏なことが起きるけど、それが起きる前のとてつもない楽しい今この瞬間が映像化されていた。音楽を紡ぐことがあらゆるジャンル、人、歴史をつなぎ、すべてを集約する。集約してしまうからこそ吸血鬼も呼んでしまうが楽しかったことだけは変わらない事実である。的な。

 

F1

サーキットをレーサー目線でみる臨場感がすごい

 

サブスタンス

グロい。最後まで美醜に囚われてしまって悲しみもありつつ、終盤のなんでだよ展開は面白かった

 

スーパーマン

面白い。

手癖は少し感じちゃう

 

鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来

凄まじい絵の迫力に加え、すさまじい量の回想が押し寄せてきた

 

ファンタスティック4:ファースト・ステップ

前半はSF要素で面白いけど、後半失速しすぎている

 

星つなぎのエリオ

優等生的な脚本

もう少しいびつで、ターゲットをより絞った脚本でもいいかも

 

ジュラシック・ワールド/復活の大地

愚かな人類が恐竜に喰われるを徹頭徹尾ずっと描いてた。でもこれで十分だと思います。

 

国宝

随所で端折っている感じはある。

決断に至るまでは描かず、何かが起きたり、何かが起きたあと描写が多いので物語的な面白さは薄いけど、演技がすさまじい。どんな選択肢があって、どう悩むみ、何を決断するかが物語的面白さであり、それらを省くとダイジェスト味が出てくるのかもと思った。

 

TOKYO MER ~走る緊急救命室~南海ミッション

鈴木亮平が端的に決断しまくるのでかっこよすぎる

ちょっとしたドラマは差し込まれるけど、常に何かしらの緊急事態が訪れるのでそれの対処に必死となり、こちらもこの状況どうすんだよというのがずっと続くので面白すぎ

 

バレリーナ:The World of John Wick

ジョン・ウィックシリーズのスピンオフ。ワンピースのサンジの足が燃える技が出てきた。伝統に守られる側面もあるけどそれをぶっ壊していく話で結局何を伝えたいんだっけ?という点や、多彩なアクションのアイデアなど本編のいろんな要素をちゃんと引き継いでいた。4作目まで作られて世界観広げすぎてよくわからなくなった本編の魅力を改めて、何が面白いんだっけを伝えてくれた感じ

 

8番出口

シーン間で矛盾があったり、よくわかんない点はあるけどビジュはよかった

子役の演技を演出するのも難しいんだなと思った

 

大長編 タローマン 万博大爆発

岡本太郎の強い言葉をそこかしこで引用してくるので、どこかで響くシーンが出てくるのかも。世の中への反発する精神が膨大なパワーを生み出すけど、そればかりだと肉体も精神も疲弊するからほどほどにというのを思った

 

ボーイ・キルズ・ワールド:爆裂壊界流転掌列伝

アクションがいいんだけど似たようなキャラばかりでそこまで面白くなかった

 

ひゃくえむ

100メートル走ればすべてが解決する世界なので、困りごとが起きてもとりあえず100メートル走ろうという展開になるのがよかった。

 

THE MONKEY/ザ・モンキー

猿の人形が太鼓を叩いたら誰かが死ぬ。そして葬式のシーンとなる。このテンポ感がよかった。中盤の様々な死に方展覧会みたいなシーンもよかった。

 

ワン・バトル・アフター・アナザー

1時間ぐらいの下準備を経て始まる逃走シーンが面白かった。今年見た中でも結構上位に入る面白さ。曲もいい。曲がいい映画は面白い

 

劇場版 チェンソーマン レゼ篇

曲と色使いがよかった

 

秒速5センチメートル

なぜ小学生時代の思い出に縛られているのかを探るミステリーのような感じだった。

 

Mr.ノーバディ2

景気よくアクションが行われた

 

プレデター:バッドランド

面白かったが、なぜ若き未熟なプレデターの成長物語を見るのかという疑問はあった。とはいえこういった作品こそがIPを継続させるために必要なのかもしれない。普通に続編見たい。スターウォーズのスピンオフみたいな雰囲気持ってた

 

羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来

面白すぎる。見たほうがいい。

集団と個を描き、たとえ集団を憎んでいたとしても目の前で困っている個人を助けようという大事なテーマを簡潔かつ面白く描き、主人公と一緒に学び、考える過程を味わえる殊勝な一作

 

WEAPONS

ホラーだけど、いろんなジャンル混ぜ込みで面白かった。

とある町の小学生が深夜の2時17分に一斉に失踪した。

その小学生たちはみな同じクラスであり、18人中17人が失踪して、翌朝登校してきたのは残り1人の男の子のみ。ここからまず担任目線で事件を描く群像劇。いろんなキャラの目線で事件の影響を描いていくけど段々とお前事件に関係なさすぎないか?というキャラ目線でも描かれていく。でもこれはその町に住むものなんだから多少なりにも影響はあるだろうと納得した。そしてそんなキャラも繋がってくるし。また、終盤の描写ははたからこの事件見たら面白いよね、という描写で劇場内でも笑いが起きてた。

少年は可哀そうすぎる

 

ズートピア2

怒涛の展開。

陰謀論者の言っていることは正しいし、良いやつであるという描き方は一昔前はありふれていた気もするけど昨今の情勢的にダメだろと思っちゃった。

 

アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ

家父長制のダメなところが凝縮されていた。上の決定が絶対であり、下の意見に聞く耳を持たない感じ。これを主人公であるジェイクが体現しているのでまじで好きになれない。子供たちは頑張っている。そしてこれは前作でもやっていたのでまた繰り返しかよとなる。映像は凄すぎるが主人公がくそ野郎なのでイライラしてくる。対して5作品すべてで悪役とされるクオリッチ大佐は段々と人間側とナヴィ側のどちらサイドになるかの葛藤を見せていて、いいキャラに成長している。主人公一家を通して人の問題を描き、人類はいつもこんなことやっているなーと思っていたら劇中の人類が植民地支配するために攻めてくるのでこいつら何なんだとなる。これも前作で味わっているため全体的に2作目のブラッシュアップな感じ。そもそも本来2で描こうとしていたのを2,3に分けて、合計6時間の作品にしちゃったらしい。頑張って1作品にしてほしかった。原作小説はないのに、長い小説をそのまま映像化しちゃったような描写の細かさで、全部映像化すればいいってもんじゃないよなと思った。

 

劇場では43作品見てた。

「爆弾」や「シャドウズ・エッジ」は見そびれた。

 

特によかったな~というのは以下の6作品だった。

羅小黒戦記2

トワイライト・ウォリアーズ

ワン・バトル・アフター・アナザー

罪人たち

TOKYO MER

WEAPONS

 

印象に残るような曲とシーンの組み合わせや構成の妙、こういうやり方があるのかという発見などがある作品が多いかも。ジャンル横断的な作品が増えている。M-1も審査員の解説によって2本目のネタがより面白くなってきたように、解説を踏まえて何度も見ることで面白さがわかる映画もいっぱいあるだろうけど、どストレートに面白い作品も欲しいところ。というかどストレートに面白いし深堀がいもある作品が結局名作として語り継がれていくのかも。

 

 

57.「2025年に読んだ本」

今年はそれなりに読んだ。

生活に若干の余裕ができたから読めたけど、来年はどうなるかわからない。

 

スティーブン・キングダークタワー VI スザンナの歌 上下』角川文庫

http://Amazon.co.jp: ダークタワー VI スザンナの歌 上 (角川文庫) : スティーヴン・キング, 風間 賢二:

 

御大のライフワークとなっている作品で30年ぐらいかけて執筆されたシリーズの6作目。これを読むことから今年は始まっていた。世界の支柱となるダークタワーが倒壊の恐れがあるのでどうにかしようとタワーを目指す話だが、6作目でもなお一向に終盤に向けて展開が畳まれる雰囲気はなく、ややこしくなる一方だった。ちゃんと追えてない。今作は章立てのときに歌詞も添えられていて、よく小説の冒頭に他の作品から引用した一説(エピグラフ)はあるけれど、章ごとにそれがあるような感じで新しさを感じた。御大はただでさえエピグラフ多用作家のようで、本作は引用というわけではないけど章ごとにあるのは斬新かもと思った。散り散りとなっている仲間は集まらず、作家自身も出てきて事態は混迷を極めている。

 

板垣涼介『極楽征夷大将軍文藝春秋

極楽征夷大将軍 | 垣根 涼介 |本 | 通販 | Amazon

足利尊氏がいかにして征夷大将軍になったかの話。タイトル回収の仕方が面白かったらしいと自分の感想に書いてあった。平和を望んでいるけど立場がそれを許してくれず、その立場に見合った仕事をすると余計に自分の理想とかけ離れていく哀しさが終盤伝わってきた。予想外の展開!だったり、後年の様子といった描写が多く、読みづらさはあった。優しく大きな変化を望まないけど、戦争になったら適切で革新的な1手を打ち出す天才として描かれた本作に対し、『逃げ上手の若君』では狂った戦闘狂として描かれていた尊氏。でも両作で共通していたのは弟の直義や、側近の高師直が亡くなってからは感情をなくしたように淡々と政治をこなす姿だった。大河ドラマでどんな描かれ方するのか見てみたい。

 

劉慈欣『白亜紀往事』早川書房

白亜紀往事 | 劉 慈欣, 大森 望, 古市 雅子 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

蟻と恐竜が協力しあったり、戦争しあう話。相手を信じ、舐めた態度をとらずに誠実な対応をしていかないと両方滅ぶ。

 

アンソニーホロヴィッツ『死はすぐそばに』創元推理文庫

死はすぐそばに (創元推理文庫) | アンソニー・ホロヴィッツ, 山田 蘭 |本 | 通販 | Amazon

作者自身がワトソン役として登場し、昔ドラマ制作時に手伝ってもらった元警部の事件解決に付き合うシリーズの第5弾。解決済みの事件をかいつまんで聞かされるスタイルで、事件現場に向かうと話に出てきた人と出会うのが面白かった。作家が好奇心旺盛で空気読まずにあれこれ手を出し始めるのでなんか嫌な奴だなと思った。

 

天沢時生『すべての原付の光』早川書房 

Amazon.co.jp: すべての原付の光 : 天沢 時生: 本

短編集。次元移転装置を秘密裏に開発していた田舎の中学生ヤンキーを取材するタイトル作が好きだった。

 

西尾維新クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』西尾維新文庫

Amazon.co.jp: クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社文庫 に 32-2 西尾維新文庫) : 西尾 維新, 竹: 本

いざ犯人に謎解きを突き付けるシーンが来るかと思ったら観念的な話で相手を追い込む予想外のシーンが来て衝撃的。

 

スティーブン・キングダークタワー VII 暗黒の塔 上下』

Amazon.co.jp: ダークタワー VII 暗黒の塔 上 (角川文庫) : スティーヴン・キング, 風間 賢二: 本

足掛け2年ぐらいかけて遂に完結作を読み終えた。主人公と同じく長い旅を終えた感じ。といっても主人公はループの世界に入ってしまったけども。長い旅の最中で仲間は徐々に離散していくけど、ラスト200ページぐらいで現れた新キャラと2人でラスボス的なやつを倒したのが衝撃的。なんでもかんでも伏線回収の時代で読んだが故の衝撃なのかも。また作家が事故死しかけた背景も押さえておいてよかったと思うぐらいに超影響されている展開で上巻は構築されていた。どうやら事件前から構想されていたようだけど、そんなわけないだろという感じで事故の様子が緻密に描写されていた。

 

三宅香帆『文芸オタクに私が教える バズる文章教室』サンクチュアリ出版

文芸オタクの私が教える バズる文章教室 (サンクチュアリ出版) | 三宅香帆 |本 | 通販 | Amazon

よく分析されていた。本が話題になって紅白の審査員に抜擢されるのすごい

 

真藤順丈『宝島』講談社文庫

宝島(上) (講談社文庫 し 106-2) | 真藤 順丈 |本 | 通販 | Amazon

主人公たちが追い求めていた事件の詳細が歴史を紐解いていった先につながっていくのがよかった。ただ、方言がふんだんに使われていて読むの難しく、雰囲気だけ掴んで読んでいった。

 

松下龍之介『一次元の挿し木』宝島社文庫

Amazon.co.jp: 一次元の挿し木 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) : 松下 龍之介: 本

あらすじは面白そうだったけどあらすじ以外の要素も多くてなんか期待と違ってた。また、キャラの名前がみんな珍しい感じで覚えられなかった。七瀬すら苦戦した。佐藤とか山田みたいな名前も入れたり、特徴的なシーンが欲しいかも

 

王谷晶『ババヤガの夜』河出文庫

Amazon.co.jp: 『ババヤガの夜』日本人初受賞 世界最高峰のミステリー文学賞 英国推理作家協会賞(ダガー賞) (河出文庫 お 46-1) : 王谷 晶: 本

面白かった。どんどんと陰鬱な展開となり、未来もお先真っ暗だなと思っていたら急展開だった。血生臭いながらも漫画的な様々な格闘シーンも面白かった。

読んだほうがいい。

 

佐藤勝彦NHK「100分de名著」ブックス アインシュタイン 相対性理論NHK出版

NHK「100分de名著」ブックス アインシュタイン 相対性理論 | 佐藤 勝彦 |本 | 通販 | Amazon

完全に理解した。

 

野崎まど『小説』講談社

小説 | 野崎 まど |本 | 通販 | Amazon

面白かった。本を読むだけでいいのか、という問いに対して宇宙誕生の経緯から説明して自然の根源的な在り方から読書行為を肯定し、むしろ小説を読むことこそが最も適切な生き方であるという描き方にグッと来た。

読んだほうがいい。

 

野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』電撃文庫

Amazon.co.jp: 独創短編シリーズ 野崎まど劇場 (電撃文庫) : 野崎まど, 森井しづき: 本

短編集。すごい変な作品ばかり。小説の表現を使っていろいろと遊んだ結果、一周してちゃんと小説を描こうとして『タイタン』や『小説』を執筆し始めたのか。

 

恩田陸『愚かな薔薇』徳間文庫

Amazon.co.jp: 愚かな薔薇上 (徳間文庫) : 恩田陸: 本

思春期の変化を吸血鬼への変化を通して描かれていた。上巻は学生間の三角関係や四角関係が描かれながらも下巻ではあまり回収されなかった。しかし、人類自体が変革しようとしているのでそんな小さなことを回収する暇はなかった模様。

 

アーサー・コナン・ドイル『緋色の研究』創元推理文庫

緋色の研究【新訳版】 (創元推理文庫) | アーサー・コナン・ドイル, 深町 眞理子 |本 | 通販 | Amazon

途中から全く関係ない話が始まって短編集かと思ったけどつながった。シャーロックが解決できるのは「だれが」「どうやって」であり、「なぜ?」を描くための話なんだと合点がいった。

 

西林克彦『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 | 西林 克彦 |本 | 通販 | Amazon

段々と予想がつくので細かいところを読み飛ばして大枠をつかんで理解しがちなのはダメってのが書いてあった。マジでそう思う。細かいところをちゃんと読んで、それを積み重ねないといけない。だが、時間がない

 

スティーブン・キングダークタワー IV-1/2 鍵穴を吹き抜ける風』角川文庫

Amazon.co.jp: ダークタワー IV‐1/2 鍵穴を吹き抜ける風 (角川文庫) : スティーヴン・キング, 風間 賢二: 本

スピンオフ的なやつ。4と5の間を描いているけども、主人公ローランドの幼少期が語られ、さらにその回想の中で語られる昔話がほとんどを占める。そのため回想に戻り、さらに現代に戻ってきたとき今どんな状態なんだっけ?となる。

ダークタワーは頻繁に誰か一人が語る形式で回想に入りながらも、絶対にお前が知りえないだろという状況も描かれる。しかしこれはワンピースでも同様の手法がとられるため、こういった細かいところは気にしてはダメなんだと思う。

 

川添愛『わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方』KADOKAWA

「わかってもらう」ということ 他人と、そして自分とうまくやっていくための言葉の使い方 | 川添 愛 |本 | 通販 | Amazon

日々の鍛錬が大事と自分の感想に書いてあった。

どういった鍛錬が大事なのか思い出せない

 

櫻田智也『失われた貌』新潮社

Amazon.co.jp: 失われた貌 : 櫻田 智也: 本

いろいろとつながっていった

 

野崎まど『タイタン』講談社タイガ

Amazon.co.jp: タイタン (講談社タイガ ノ-B 04) : 野崎 まど: 本

『小説』と同じような構造で「仕事」の本質を探っていく話。

『小説』と同じく壮大な旅を経て意味にたどり着くので読みごたえがある。

 

アンソニーホロヴィッツ『マーブル館殺人事件』創元推理文庫

Amazon.co.jp: マーブル館殺人事件 上 (創元推理文庫) : アンソニー・ホロヴィッツ, 山田 蘭: 本

カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に次ぐ3作目。『カササギ殺人事件』を読むとわかる通り、2作目が作られる時点でどうやって続編作るの?って感じなのにまさかの3作目。そして4作目も作られるらしい。作者は編集者が嫌いなのかってぐらい今作も酷い目にあっていた。公式からの注意喚起にもある通り、今作は『カササギ殺人事件』のネタバレを含むので『カササギ殺人事件』を読んでいない場合は『カササギ殺人事件』を読んだほうがいい。

 

小川哲『言語化するための小説思考』講談社

言語化するための小説思考 | 小川 哲 |本 | 通販 | Amazon

プロが捜索するにあたって何をどう考えているのかが超具体的に書かれていて面白かった。自分で書いた一文に対して思考を張り巡らせながら執筆するスタイルは難しいながらもかっこいいなという感じ

 

矢沢久雄『プログラムはなぜ動くのか 第3版 知っておきたいプログラミングの基礎知識』日経BP

プログラムはなぜ動くのか 第3版 知っておきたいプログラミングの基礎知識 | 矢沢 久雄 |本 | 通販 | Amazon

完全に理解した、2割ぐらいは結構まじで

 

灰谷魚『レモネードに彗星』角川書店

レモネードに彗星 | 灰谷 魚 |本 | 通販 | Amazon

境界のこっち側と向こう側、そしてそれを超えることを意識したような作品が多かった短編集だった

 

杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』新潮文庫

Amazon.co.jp: 世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2) : 杉井 光: 本

タイトルや宣伝文句からして紙であることを活かした作品だろうという予感に応えるものだった。実際すごいがすごいだけという感じは否めない。作中でもそれは言及されているけど、言及されたとて、すごいだけで終わった感はある。

 

小川哲『火星の女王』早川書房 

Amazon.co.jp: 火星の女王 : 小川 哲: 本

火星に知的生命体がいるかもという導入はワクワクしたけど段々とよくわからなくなっちゃった。ドラマを見ます

 

 

今年は32冊読んでいた。

野崎まど『小説』が一番良かった。

作家のほかの作品も読んじゃうぐらいにははまった。

 

これだよってのを示すためにリンクを貼り付けたけども全部Amazonのやつにしてしまったのが懸念。

小説は流行りを追いたいけど読書スピード的に追いつけないから結局自分で好きそうなものを手に取って読むしかない。とはいいながら随所で今年話題になった本を読めた。そして話題になった本を読むと好みがわかってくるのでやはり流行りも追ったほうがいい。

56.「レジ」

サウスパーク的な絵柄の感じ

 

  • コンビニ

 コンビニのレジであくびをする店員のジャック。

 男女2人組が入ってくる。普通の青年とお嬢様風の女の子。

 

メイベル 「リッキー!なんでこの私がこんなお店に来なきゃいけないわけ?」

リッキー 「しょうがないじゃんメイベル、目当てのものはここにしかないんだからさ」

メイベル 「もしこの店になかったらただじゃおかないからね!」

リッキー 「ええーそんなあ」

メイベル 「あなたに肉を巻き付けて家のワニ園に突き落としてあげるわ」

リッキー 「ワニが満腹であることを祈るよ」

メイベル 「なら、ここにアレがあるのを祈ってることね! ほら! さっさと行きましょ!」

 

 2人は店内を散策しだす

 

ジャック 「いらっしゃいませー」

メイベル 「まあ汚らしい」

 

 メイベルはジャックに言い放ち、店内の奥へ

 

ジャック 「ええー」

リッキー 「いやあ、ごめんね。彼女気分屋で。特に今はある物が見つからなくて最高に不機嫌なんだ」

ジャック 「それにしたって最悪なこと言われたよ」

リッキー 「お詫びにこれを」

 

 リッキーは封筒を渡す。

 

ジャック 「これはなんだい?」

リッキー 「ほんの気持ちさ」

 

ジャックは封筒を覗くと、中には黄金に光り輝くものが入っていた。

 

ジャック 「こういうことなら全然許すよ」

メイベル 「あったわ!!」

 

 メイベルがうまい棒をレジに持ってくる

 

メイベル 「さ!やって頂戴!」

ジャック 「うまい棒ですか?」

 

 ジャックがうまい棒を受け取ろうとすると、

 メイベルが猛烈な勢いで避ける。

 

メイベル 「触らないで! この状態でやりなさい!」

ジャック 「え??」

リッキー 「彼女、潔癖症なのさ。だから触らないでやってくれないか?」

ジャック 「でもそれじゃお会計できないよ」

メイベル 「くそったれね」

ジャック 「ひどすぎるだろ」

リッキー 「これをあげるからどうにかしてくれないか?」

 

 リッキーはジャックに封筒を渡す。封筒を覗きこむと先ほどと同じく黄金に光り輝くものが入っていた。

 

ジャック 「しょうがないなあもう」

 

 メイベルが持っているうまい棒のバーコードを読み取ろうとするが、中々読み取れない

 

ジャック 「やっぱ無理だな。ちょっと失礼」

 

 ジャックは一瞬、うまい棒を持ってピッとやる。

 メイベルは驚愕。リッキーはうなだれる。

 

メイベル 「あなた、今なんてことを!!」

リッキー 「どうしてさ、お詫びもあげたじゃないか!」

ジャック 「いやでもしょうがないでしょ」

メイベル 「こうなったらもう、ブタ箱にぶちこんでやるわ!」

ジャック 「なんでだよ」

 

  • 牢屋

 薄暗い牢屋の向こうに囚人服姿のジャックが檻を掴んでこちらを見ている。

 

ジャック 「なんでだよ!」

 

 看守が来る。

 

看守 「おい、521番。今日で3か月の禁固刑が終了だ。さっさと出てこい」

ジャック 「今日で終わりか。思わず発狂するとこだった。こうなったのも全てあのカップルのせいだ! 絶対に復讐してやる! レジでベッタベタに触ってやる! まってろあのカップル!!!」

看守 「更生出来てんのか?」

 

  • コンビニ 

 ジャックがコンビニの店内を眺めている。

 そこではセルフレジでうまい棒を購入しているメイベルとリッキーの姿がある。

 

メイベル 「おほほほほほ! いつでも手軽に自分の手で購入できるなんてなんて素敵なの!」

 

 リッキーがジャックに気付いて話しかける。

 

リッキー 「あ、君か! 出所したんだね」

ジャック 「これは一体?」

リッキー 「セルフレジさ。レジをセルフで出来るんだよ。画期的だろ? 見ろ、メイベルもすごく喜んでる。君が捕まった後すぐにメイベルの資金提供によって導入されたのさ! しかも全国に! きっかけは君との出来事だから君のおかげでもあるな。感謝を述べるよ、ありがとう! あとこれも」

 

              リッキーはジャックに封筒を渡す

              ジャックが封筒を覗くとうまい棒が入っている。

 

ジャック 「これは、、、」

リッキー 「あれ以来すっかりはまってさ。ほんの気持ちさ」

ジャック 「……Nooooooooooooooo!!!!!」

55.「つまづきと思いつき」

 前を歩く見知らぬおばあちゃんがエスカレーターに乗りかかるところでつまづいた。けれどもなんとか踏みとどまって無事に乗った。その少し危なげな様子を見ながら、自分も次いで乗った。しばらくするとおばあちゃんがこちらを振り向いてきた。一人乗りエスカレーターなのに右側を空けてくれている。先に行っていいよということかと思ったけど、急ぎじゃないし、何より一人乗りなんだから無理して越すのは危ない。どういうことだと思って顔を見た。

 「あなた、探偵のアルバイトしてる?」

予想外の質問が飛んできた。

 「はい?」

 イヤホンを耳から外して聞き直した。するとおばあちゃんは、

 「探偵のアルバイトしてるでしょ?」

 と今度は決めつけてきた。

初対面の人にこんな脈絡のないことを唐突に言われるとは思わず、何も言葉が出ないままおばあちゃんを見つめていると、

 「挙動不審な人を見るような目つきで見ないでくれる?」

 と言ってきた。さっきこけた様子をただ見ていただけなのが気に食わなかったのか?と思った。でもそんな一瞬の出来事をわざわざエスカレーター載っている最中に振り向いて伝えてくるか?とも思った。このように思考は張り巡らせていたが、言葉にするまでは頭が働かず、改めて、「は、はい?」と聞き返した。想定外の質問すぎた。さすがに。まじで。一方、おばあちゃんはもう嫌だわ~とぷんすかしていた。「いや、どういうことですか?」とやっと長めの質問を伝えた。

 「わたし、探偵のアルバイト嫌いなのよ」

 エスカレーター横に鏡が付いている。そこには全身黒づくめで、髪ももっさりと長く、無精ひげを生やしている自分の姿が映っている。手に持つスマホは聞いていた曲を留めようとしているだけだったが、まるで盗撮しているかのようにも見える。ドラマに出てくる探偵のアルバイトぽさはあるかもしれないなと思った。

 しかしながら、こちとらサラリーマンとして経験と実力をそれなりに積み重ねてきた自負がある。探偵ならまだしも探偵のアルバイトという決してプロの実力は持ち合わせていないかのように言われたのは不服である。初対面の人に毒づかれ、胸糞悪いし、タチが悪い。売られた喧嘩は買うしかない。とはいってもメンタル不調の真っただ中でもある。仕事で理不尽に怒られることが多く、他人の言動に敏感になっている。そんな中、職場だけでなくてプライベートでも理不尽な言いがかりをぶつけられるなんて、もうメンタル耐えられないよとなった。絶賛人生につまづき中である。そのためフロアに降りて行ったおばあちゃんを背にして、そそくさとエスカレータを駆け上がった。探偵のアルバイトが嫌な理由を述べていた気がするけど、とにかくこの場から遠ざかりたい気持ちが勝っていたのであっという間に3~4階ぐらい上に上った。

逃げた先で考えた。

6.70代で初対面の人に偏見ぶつけてくるなんてろくでもないばばあだなと。でもこの人にも今日までの人生がある。探偵のアルバイトが嫌になる人生経験とはどういうものか?もしかしたら息子さんが探偵のアルバイトをしていて、なかなか芽が出ずに生活に苦しむ姿を見て嫌気が差したのか。それともストーカー被害に遭い、解決した結果実は探偵のアルバイトだったのか。いろいろと考えたが探偵ではなくて探偵のアルバイトが嫌になる体験談はすぐには思いつかない。なので思いつきで考えることはやめた。よく知らない他人の事情をあれこれと決めつけるのはおばあちゃんと同類になってしまう。とりあえず自分自身の見た目を振り返り、髪を切って、ひげをそり、仏頂面もやめて、服装も黒づくめはやめようと思った。そして何より、次からはつまづいた人を気遣うよう決意した。

54.「2023年に読んだ本」

今年もそれなりに本を読んだ。実際、読書メーターというアプリで読んだ本の記録を残すようになってから一番本を読んだ年だと分かった。正直そんな読めなかったなと思っていなので意外な結果となった。一昨年ぐらいから仕事が多忙となり、趣味に割く時間の抽出が難しくなってきたうえに、今年は私生活においてもぐったりするようなことが起きて、それによってとりあえず土日は一人でいたいと思うようになり、そうなると読書の時間が増えて、結果として一番本を読んでいたのだろう。あまりよくない結果の表れな気がする。年末に近づくにつれ、久しぶりの知人からも誘いが増えるようになり、メンタル休めたいという気持ちを抑えつつ遊びに行くと実際は楽しいし、結果として元気になるので来年は読書の時間を減らして積極的に遊びに出掛けようと思う。

 

実際何冊読んだか計上してみると27冊読んでた。読書メーターは250文字までの制限があるので思いのまま書きなぐろうと感想を書こうと思ったが、去年の後半に読んだ本の感想が下書きのままだったのでそれも書く。

 

『三体X 観想之宙』宝樹

三体の3作目は時間経過が激しいのでその合間に何が起こっていたのか、三体好きの人がその期間の妄想を膨らませて形にした作品。しかし、その三体好きの人もプロらしい。故にちゃんとしているが、本家にはないまた別角度の突飛な展開が満載で面白かった。とはいえ独自のニュアンスが多分に含まれているのでやはり正式なものではないことを踏まえて読んだ方がいいかも。

 

銀河ヒッチハイク・ガイドダグラス・アダムス

交通道路の工事によって立ち退きを求められるのと同じく、宇宙の幹線道路的なものを作るために地球の立ち退き、というか消滅します宣言から始まる話。宇宙の真理は42

 

『爆発物処理班の遭遇したスピン』佐藤 究

変な生物作っちゃってやばいとか、爆弾処理しようとしたけどシュレディンガーの猫的な要素が働いてやばいとか、とにかくいろんなやばいがやばいまま最後までいくので面白かった。

 

『わたしたちが光の速さで進めないのなら』キム・チョヨプ

他人の信念には勝てない

 

『IT(2)~(4)』スティーブン・キング

読み終わった後の達成感がすごい。とにかく登場人物が多いので一度1巻目を読んだ時は覚えられずに諦めたけど、今回は主人公7人のキャラと職業をメモって読んだことで最終巻までたどり着いた。27年前の記憶が呼び起こされるところから話が始まり、最後は全て忘れていく。宮崎駿の「君たちはどう生きるか」との親和性を感じた。思い出は全てなくなるけど、確かに冒険した証である石を持って帰るという描写の分かりやすさがジブリは良かった。「IT」もそう描かれていたかもだけど。

 

ブルデューディスタンクシオン』2020年12月(NHK100分de名著)』岸 政彦

趣味嗜好や恰好は育った環境で決められてしまう的な

 

『殺しへのライン』アンソニーホロヴィッツ

作家であるホロヴィッツ自身が主人公となり、元警官のホーソーンとコンビを組んで事件解決するシリーズ第3弾。今回はシリーズ第1弾の刊行を記念して離島で開かれる文芸フェスに赴いたら殺人事件が起きてしまったという話。相変わらずホーソーンは嫌な奴だけど、それはあくまでホロヴィッツから見ただけであって、他の人とは仲良くやっているという新たな視点も描かれていた。

 

『言葉の展望台』三木 那由他

あるある

 

『三体0【ゼロ】球状閃電』劉 慈欣

三体よりも前に書かれた作品であり、三体と直接的な関係はない。

とはいえ作中では今でいうマルチバースを主に描いており、ある種三体世界ともマルチバースとして繋がっていると言えるかも。

 

そして誰もいなくなったアガサ・クリスティー

普通に面白すぎ

 

十角館の殺人綾辻 行人

本ならではの面白さ

とはいえ漫画化もされているみたいだし、2024年以降にはドラマ化?されるみたい。しかし、本ならではの面白さが表現された作品なので本を読んだ方がいい。

 

『爆弾』呉 勝浩

山手線のどこかに爆弾を仕込んだらしいという真偽不明の情報をもとに犯人と警官がひたすら取り調べ室でやり取りする話。かと思ったらたまに一般人の描写が入る。これがいらなかった気がする。しかし取り調べ室のやり取りもあんまだったかも。

 

『浮遊霊ブラジル』津村 記久子

地獄で働くOL的な話が面白かった。全然違うかもだけど

 

『すべてがFになる』森 博嗣

SEになったことで色々と理解が進んだかも。

面白かった。

 

『ミッキー7』エドワード・アシュトン

人類を代表して危険なミッションに挑むことになったミッキー。基本死ぬ想定なので、コピー人間を作成しておき、死んだら死ぬ直前の記憶をコピー人間に移植して、次なるミッキーとしてミッションに挑んでいく。それを繰り返しながら数多くのミッションをこなしていたが、たまたま生き残ってしまった7人目のミッキーを主人公とし、8人目のミッキーと鉢合わせ内容にする話。それ故のタイトル。

面白そうな設定だなと期待してたけど、あんま面白くなかった。基本、ミッキー8や周囲の人間にバレないようにするのがメインだと思っていたけど、そこで特段手に汗握るような展開もないし、笑うような展開もないのがなんだかなと思った。

パラサイトのポン・ジュノが映画化するらしい。それは楽しみ。映画のタイトルが『ミッキー17』で思いっきり脚色する気満々であり、パラサイトにもあったドタバタコメディテイストがめちゃくちゃ似合うと思うので思いっきりやってほしい。

 

パンとサーカス』島田 雅彦

ディパーテッドもとインファナル・アフェア的な面白い展開が続くけど、終盤はキャラの思想を超えて今の日本の政治に対する作家の主張がひたすら述べられている感じがして冷めた。

 

ダークタワーⅠ ガンスリンガースティーブン・キング

キングが30年近く?かけて創作したシリーズの第1弾。キングが作った全ての作品はどうやらこのシリーズに繋がっているっぽい。とりあえずひたすら追いかけっこしている。

 

ゴールデンスランバー』伊坂 幸太郎

偶然が過ぎるけど面白い

 

『純色幻視行』恩田陸

船上ミステリーテイストで創作論が述べられていた。

とりあえずプロの作家がやっぱすごいなと思った。

 

ダークタワーⅡ 運命の三人 上下巻』スティーブン・キング

森の中をひたすら歩くだけの描写が50pぐらいにかけて描かれたりするけど、なお読ませて来る筆力の高さの凄まじさたるや。

あとファンタジーだと思って読むと、むしろ1950年代や1970年代のアメリカを舞台として描かれるのでなんか面食らった。

 

『モノマネ芸人、死体を埋める』藤崎 翔

発想は面白いけど、発送だけが面白かったなと言う感じ。

 

『日本語の作文技術』本多 勝一

長い述語を先に持ってきて、短い述語を後に持ってくるとしっくりくることを学んだ。

 

『三体』劉 慈欣

改めて読み直すと無駄のなさに驚く。

 

『偽りなきコントの世界』岩崎 う大

かもめんたる目線のキングオブコント振り返り。

 

『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』三木 那由他

理解しやすい。

 

『自意識とコメディの日々』オークラ

当時の企画の意図がたくさん書かれているの助かる。

 

『三体Ⅱ 黒暗森林 上下巻』劉 慈欣

やっぱり最高に面白い。

そして最初に読んだ時は存在する意味の分からなかったシーンの意図もなんとなくわかった。

 

『Day to Day』

コロナ禍当初の2020年4月~2020年7月に企画された多くの作家によるリレー形式の短編集。コラム形式で時事を書いている作品もあれば、完全フィクションで好き勝手に書いている人もいるけど、なんとなく死傷者が2桁に突入して日本中が不安でいっぱいになった頃かなとか、再度緊急事態宣言が発出された頃かと、その時の世間の様子がなんとなく伝わってくるので、ある意味後世にとっては万葉集などと同じ分類としてコロナ禍を振り返る貴重な文献に成り得ると思った。

 

『「つまらない」と言われない説明の技術』飯田 英明

兄とは全くの異業種だけど、兄の本棚から拝借した。

どの業種でも悩んでいることは同じっぽい。

 

『ナイフをひねれば』アンソニーホロヴィッツ

マジでこのシリーズを毎年の楽しみにしている。

今回も面白かった。

ホロヴィッツ自身が主人公なので、作家目線でしか話は語られないけど、読み終わった時には確かに謎解きのヒントはたくさん散りばめられてたな~となる。

 

ダークタワーⅢ 荒地 上巻』スティーブン・キング

主要メンバーが揃うけど、相変わらずずっと森の中を歩いている。

話が飛び飛びだったり、急に変な話が差し込まれるのでついていくのに精いっぱい。しかし、読みごたえはある。

 

『言葉の風景、哲学のレンズ』三木 那由他

2人きりの時は普通に会話するのに、3人以上いると冗談しか言ってこないやつの正体が分かった。

 

 

なんか読書メーターの方がもっと感想書いてることに気付いた。

53.「古代メキシコ展」

行きたい国は数あれど、行きたくない国もある。自分にとってそれはメキシコだ。メキシコ在住の方には申し訳ないが、日頃から発砲音が鳴り響いている印象が強く、簡単に死んでしまいそうだからだ。ドラマや映画、テレビなどから得た印象でしかないが、そもそも作られすぎていることが十分に危ない国であると物語っている。

そんなことを日々考えていると目に入ってきた文字がある

「古代メキシコ展」

国立博物館で始まった展示だ。

展示会が始まって3日目に行った。

メキシコへの想いが募りまくっていることを我ながら感じる。とはいえ今回の展示はカルテル同士が銃でドンパチしている現代のメキシコではなく古代だが、むしろ最近は古代メキシコにも興味が湧いている。それは『テスカトリポカ』(著:佐藤究)を読んでからだった。

物語は現代のメキシコでのカルテル同士の争いから始まる。敵対するカルテルに壊滅的にやられた主人公は一人逃走し、日本へとたどり着く。そこで出会った一人の外科医と共に新たな商売を始めるが……。

といった話を主軸に、それと並行して主人公が幼少期に祖母から伝え聞いた古代メキシコの伝統が語られていく。

小説の感想は面白かったというものだけに留めて詳細は省くが、結局現代も古代もメキシコは人の命が大変軽いなという印象を強く持った。特に印象的なのは古代メキシコでの生贄の捧げ方だ。まず当然生贄文化は存在する。それは祭事のためであり、その犠牲となる人は大層豪華な暮らしを与えられる。ひとつも不自由ない環境で1年間暮らしたのち、祭り当日に心臓を抜き取られる。

色々とよくわからない。

小説を読んだのはもう1、2年前なので細かいところは忘れたが、まず生贄が必要な点がよくわかってない。そしてその生贄になる人に豪華な暮らしを提供する点が非常にずるいよなと思う。死んでしまうのは決まり事項だからせめて豪華な暮らしを与えてやるよといった悪い大人たちの考え方が気に食わない。とはいえ生贄となる人は神と同一視されていたというのもあり、神を殺そうとすることになる点はどうなんだと思う。そんな気持ちを解消してくれるか知らないが「古代メキシコ展」でこの小説の舞台となった時代が見れるだろうと思い、行ってみた。

答えは一番最初に出てきた。

 

神はたくさんの犠牲を払ってきている。

よって我々人類も犠牲を払う必要がある。

だから生贄を捧げる。

 

のような説明がされていた。(かなり意訳)

展示会は全て自由に写真に撮っていいとあったので撮っておくべきだった。

いきなり求めていた答えが出てきたことに驚き、写真に収めるのを忘れていた。

とはいえ生贄文化の考え方を知ることは出来た。まずこの神とは何か。

ちなみにテスカトリポカも神である。煙を吐く壺を意味する万物の神。よくわからない。今回の展示会にも飾られていた。こっちは写真に収めた。

展示会で多くの神がいることを知った。その神々が犠牲を払ったことで我々人類は生きられている。そのため人類も犠牲を払う必要がある。

それでは各個人が少しずつ犠牲を払えばよいのでは?

なぜ一人が犠牲になるのか。

そんなときにTBSの「クレイジージャーニー」を見た。

この番組でも時たまメキシコのカルテル事情を扱っているがその時はアリを扱っていた。ミツツボアリを追っていた。

ミツツボアリとはお腹に蜜を蓄えるアリである。とはいえ全てのアリが蓄えるのではなく担当が決まっており、またその担当は生まれながらにして決まっているらしい。蜜を溜める担当となったアリは一生動かないまま仲間のためにひたすら蜜を溜めるだけ。乾燥地帯に暮らしており、他に食料もないからこの方法を選んだとされる。溜まった蜜をどうやってみんなが食すのか、その際に溜めていたアリはどうなるのかまでは解説されなかったがなんだか古代メキシコと一緒だなと思った。そこに各個人の意思はなく、種族全体で役割分担がされているという点で。

自ら蜜を担当したいという志願ではなく、生まれながらにして決まる。

古代メキシコにおいても自ら生贄になるという志願ではなく周囲から決められる。

ある意味生物的に正しい行動だったのかもしれない。

しかしだ、しばしば古代メキシコで語られるのはとてつもなく学問が発達している点である。天体観測によって季節の変遷を予測し、農作物を適切に育てることができる。こんなことが出来るなら各個人の心の機微も読み取れないのか。死にたくないなという気持ち。動物や植物がお互いにコミュニケーションを取り合っているのかどうかは分からないけど、少なくとも人間は出来る。一人が死ぬことで問題なしとなる文化はおかしいだろと提言できるのではと思う。古代メキシコでどの程度コミュニケーションが発達していたのかは分からないけど、ある程度会話出来ないと天文学の発達もなかったのではとも思う。

だが、ここで思うのは、人の気持ちは観測出来ないということだ。

ただでさえ自分の気持ちや考えを正確に伝えるのは難しい。だから現代日本においても認識齟齬という言葉が横行している。なのでこんなことを思った。

 

観測できる事象には学問が育ち、観測できない事象には神が宿る。

 

天体も日夜観測していると規則性が分かって共通点が見えてくる。そこから仮説を立てられ検証し、より理解を深められる。そうして一つの学問が育っていく。

一方、そもそも人間とは何か、何者が生み出したのか。また命を脅かしてくる自然災害や生物、ときには別の人間たち。なぜ命を奪いに来るのか分からない。そういった観測できない事象に人々は恐れをなす。その恐怖を生み出さないために神が現れ、儀式が生まれる。儀式は伝統となり、伝統とは形を変えて引き継がれていく。そうして出来上がった儀式は、大変複雑な工程を踏まえて神に捧げる祭事となる。一つ一つの行動に何の意味があるのか。しかしながらその行動で心安らぐこともある。なので引き続き行われていく。ここまでくると現代も同じようなことをしていると感じる。必死に勉強した挙句、最後に神社に行って神頼みするみたいな。犠牲じゃないけどお金を献上して願うという意味で。

違う話になったので最後に印象に残った展示を述べる。

古代メキシコ展では一番最初にドクロが迎えてくれる。

リアル人骨にビビるも、その目の部分に白い石?のようなものが埋め込まれ、さらにその石の中央に茶色い木の実がくっついている。目の窪みの上部は八の字になっており、なんだか困り顔のように見えて段々と愛着が湧いてくる。その次は刃物が展示され、ドクロと同様に目のような飾りがあり、更にギザギザの歯も着いている。2連続で展示物の虜になる。ほかにもベロを出したドクロだったり、今でも売れそうなプラスチック製の猿の容器となんだか可愛いなと思う展示ばかりだった。

あとなんか大人サイズのプロレスラーみたいな鳥人間の像もあった。

52.「2022年前半に読んだ本」

2022年は開幕から絶不調だった。

中学野球部の時にコーチから「調子を聞かれたらいつでも絶好調ですと答えとけ。起用されるから」と言われて以来、基本体調悪くても絶好調ですと答えてきたけれど、この頃は開口一番「しんどい」と答えるようになった。ある意味15年近く経って本音を言えるようになったかもしれない。呪縛は解かれた。

しんどいのは仕事が大変だったせいだけど、加えて職場の人間関係もよろしくなかったから体力面・精神面どちらも非常に危機的状況に陥っていたような気がする。

というか仕事の進め方からよくなかった。

そのころの職場はメールしかなく、週3の在宅勤務中で他の人に質問したいときには、初めに「申し訳ありません」と一言添えて長文で質問メールを送っていた。この始まりの「申し訳ありません」がメンタルに悪影響を及ぼしていたと思う。まるで質問が悪いみたいな感じで。リーダーポジションの人が質問のたびにそうしていたから倣っていたけども、真似するべきではなかった。しかし、「申し訳ありません」と付けることが習慣化されていて今更やめられなかった。仕事を進める上で各方面にいろんな確認が発生するけど、その確認はリーダーを通じて行う。リーダーはその確認も本当に申し訳なさそうにメールを送る。リーダーにとってメール文面の「申し訳ありません」は本心で謝罪の意が込められているらしい。あなたが現在行っている仕事を中断させ、こちらの質問のために時間を割くというお手数をおかけして、誠に申し訳ありません、的な。この精神は大事ではあるけど、リーダーからこちらへの質問メールにもその意は込められている。同じチームだし仕事の範疇だろうからもう少し気軽に質問してほしい。そしてこちらも気軽に質問したかった。ある意味非協力的な態度ともいえる。他人に迷惑かけたくないという信条が少しばかり逸脱しているのではないか。そんなモヤモヤが鬱憤として累積していった。

もとよりリーダーに提言すればよかった。もっとフランクにやりましょうよ、と。しかし、こちらの社交性が欠如しているので言わなかった。これもこれで非協力的な態度だった。言わない結果、苦しんでいる。非常に良くない。次第に仕事に追われるようになり、そんなことも考えなくなった。

休日はもう何もしたくないなと言う気持ちでいっぱいだった。

映画を予約してもすっぽかすみたいなのを月に5~6回してたし、仕事中に眠気覚ましでコーヒーを飲むと、昼頃にはお腹を下す音がめちゃくちゃ聞こえてきて午後は頻繁にトイレに行った。

そんな状態だと映画やドラマもしんどい話が見れなくなっていた。社会派の作品やシリアスな作品、時系列ぐちゃゃぐちゃな作品よりも単純明快な話を主に見ていた。

一方、本はそもそも読む気すら湧かなくなった。だから昨年末から読み進めていた本を1月2週目ぐらいに読んだ後、次に1冊読み終えたのは3月だった。

 

■『テスカトリポカ』佐藤究

昨年末から呼んでいた本。

メキシコのカルテルのボスだった男が襲撃に遭って命からがら逃げのび、なんやかんやあって川崎で子どもの心臓売買を始める話。またその心臓売買にいろんな形で関わってしまう人を描いた群像劇。

冒頭のエピソードから衝撃的だった。このままメキシコにいると、やがてカルテルに見つかりクスリの売人をやらされる未来が待っている。なので壁を越えてアメリカへ向かったり、南下してそのまま海を渡り海外へと逃亡する。しかし、国境は警備員が守っているし、安全なルートを知っているという人と知り合っても結局そいつはカルテルの一員で殺されてしまう。また国外へと逃げ延びても正規の仕事は見つからず、怪しい仕事に手を出して仕舞にはクスリに手を出してしまう。クスリの売人が嫌だから逃げたのにクスリに手を染めてしまうという皮肉が最悪だった。

カルテルのボスが襲撃から逃げ延びる様子も最悪だった。道すがら会う人会う人殺しまくっていた。自分のことを認識した者はいずれ追手に脅迫され存在をバラすだろうという判断で。だから車を手配してくれた部下も、たまたま通りかかった家族もみんな死んでった。変にキャラに愛着沸かせたうえで死ぬようなことはなく、淡々と人殺しが行われていくのであまりそこまで思いをはせることは無く、ストレス抱えまくっていた時に読むにはちょうどよかったかもしれない。

「鎌倉殿の13人」はキャラに愛着沸かせたらそれが死亡フラグとなって死んでいくから割としんどい。昨日まで味方だったヤツも殺さざるを得なくなるからやばい。

テスカトリポカで一番愛着湧いたのは10代の少年コシモだった。実質主人公格。コシモは学校に行っていないため読み書きが出来ない。しかし、有り余るパワーによって罪を犯し、少年院へ入る。少年院では工作の才能が花開き、出所後はある工房で働くことになる。その工房では包丁を作っている。その作り方を真摯に学ぶコシモの姿が良かった。しかし、この工房はすでに川崎に逃げてきたカルテルのボスと関係を持っていて、コシモがやがて心臓売買と関わってしまうことが確定しているというのが中々しんどかった。

終盤、やや駆け足気味で急に終わった感はあったけど面白かった。

 

■『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー

面白いとの評判が流れてきたので読んだ。面白かった。

目覚めたら真っ白な部屋。そして自分自身が何者なのか忘れ、過去の記憶すらない。

なんとなくデスゲーム系でよくありそうなシーンから始まる。

しかしそこから、そもそも部屋の重力が地球のそれではないのでは?と思い、測定作業を始めていく。なぜ測定が可能なのか、それは高校で科学の教師をやっていたからだ。と、ちょっとしたことから過去の記憶を取り戻し、思い出した科学の知識を使って部屋の謎を解いていく。この過程が面白かった。ただ理不尽な展開が起こるのではなくて、自分の知識を使っていく。すごく学生時代にもっと勉強しとけばなと思ったし、また今からでも勉強したくなった。

中盤でジャンルが様変わりするけどそこからも面白かった。

ひたすら絶望的な状況だけど、常に前向きな主人公の姿勢もよかった。

 

■『平家物語 犬王の巻』古川日出男

200ページぐらいで短く、淡々と犬王の歴史が描かれていく。

変にドラマチックに描いているのではなく、あくまで淡々としていたのが良かった。映画では主人公2人が成り上がっていくまでの道中を楽しく描いてほしく、またクライマックスは変に感情的なものではない方がいいなと思ったけど、違った。

 

■『ブリーディング・エッジ』トマス・ピンチョン

911が起きたある2001年春から翌年の春まで、その1年間を描いた話。

難しかった。

場面転換が激しく、すぐに話を見失う。

知識量が多く、よくこんな話を書けるなって感じ。

この本読んで以降、他の本が凄くわかりやすいなと感動した。

何度か読まないとこの本で描かれていることが掴めない

 

■『熱帯』森見登美彦

熱帯という誰も結末まで覚えていない本の謎を巡る話。

実験的な小説だった。実験的過ぎて、構造は面白いけど、この構造で他に面白くできそうな方法がありそうな感じ。

この作者の映画やアニメの方は好きだけど、原作はあまり好きじゃないことが多い。有頂天家族と夜行は良かった。

 

■『怪物』東山彰良

始めにこの物語は夢オチであると宣言される。

夢オチという構造面に新たなものをもたらした作品かと思ったら違った。

遠く離れていても元気にやってほしいみたいな愛が描かれた作品だった。

あんま面白くなかった。

 

■『IT(1)』スティーブン・キング

リメイク映画が公開されたときに1回読んだけど、怖くて2巻途中でやめた。

改めて1巻から読み始めた。全4巻で1巻500ページ、総2000ページぐらい。

本を開けば文字でびっしり埋まっている。文字に溺れる感じ。

改めて読んでみて、ペニーワイズも怖いけど、人間同士で行われる暴力描写の方がやばかった。全てを描写してくる勢いなので想像がしやすい分、例えば殴られるときも具体的にどこにどんな一撃が与えられ、どうダメージを負ったのかが分かりやすく描写されるので痛々しすぎる。また暴力に至るまでのフリも長いので、早く殴ってくれよとなる。実際殴るシーンになってからも嫌な描写ばかり続くので、読んでいて疲れる。

 

■『ハケンアニメ!」辻村深月

映画が面白かったから読んだ。映画はうまくまとめたんだなって感じ。

小説も面白かったけど、なんかどうすることも出来ない絶望感が足りないなと感じた。

結局しんどい小説ばかり読んでいたのでエンタメ系を読みたくなったから読み始めたのに、絶望感に飢えてしまった。

小説は面白かったけど、悪い意味でスラスラと読み進められた感じ。絶望が欲しい

みんないいキャラだった。

 

4月からは異動となり、だいぶ色々と落ち着いてきた気がする。

やり取りはメールからチャットになり、質問もしやすくなった。

やはりツールによる影響も大きいことが分かった。BTSも言ってた通り、構造というか側がメンタルに影響を与えている側面もある。

お腹の調子もヤクルト1000を飲んでからマジで改善された。

今季初めて扇風機を使用したある日の夜、夜中ずっと回していたら突如としてお腹からグルグルと音がした。扇風機を回すと同時に布団も閉まってタオルケットのみにしたこともあって、お腹を冷やしてしまった。その日の夜はトイレにずっと籠ることを覚悟した。

しかし、なんとか耐えきった。3月までなら確実にダメだったがヤクルト1000のおかげで冷えにも耐えきる腸に仕上がった。

最高だった。半日もの間下痢に苦しんでいた時が嘘のようだった。ヤクルトに感謝である。

一方、ヤクルト1000は結構な砂糖が使われているみたいな話もあるし、腸内環境も改善されたことが実感出来たので解約しようとした。しかし、家に来るヤクルトレディの方が大幸さんのため、中々解約できずにいる。幸せを手放してしまいそうで。ヤクルト1000の無料配布が終わって契約するかしないか迷っていた時もヤクルトレディが大幸さんという苗字だから契約したようなもんだし。

ヤクルト1000を飲んでいる人に辞め時を質問するしかない。