試行錯誤ブログ

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47.「前途多難」

GW中に引っ越しをした。職場の近くに。

リモートワークによって週2日しか会社に行かなくなり、わざわざ通勤に長い時間をかけることが煩わしくなってきたので決意した。

 

4月の2週目、ひたすらアプリで物件を探していた。

厳選に厳選を重ね、ある1つの物件に目星を付けて内見の依頼を行った。正直、厳選を数日間に渡って行ったため、第一候補だった物件が埋まったりしたことからようやく内見を決めた物件に住みたいところかと言われると違った。でも、不動産屋でもっといいの紹介されるだろうとも思い、また部屋の広さも見たかったため、依頼した。

内見を希望した部屋の大きさは10帖ほどだった。

 

4月の3週目、内見をした。

2日間に分けてそれぞれ違う不動産屋へ行き、合計3件の内見を行った。不動産屋ではまず、自分の希望する条件を言って、10帖と7.3帖の物件を見に行った。

1件目に行った10帖のとこは、先週厳選に厳選を重ねて内見依頼を出した物件だったのだが、間取りがなんか気に入らなかった。玄関から廊下を通って部屋に入ると、左の壁は廊下からそのまま続いており、右側に部屋が広がっていった。部屋の広がり方もいびつで、上から見ると3つぐらいの山が連なっているように見えた。右の山(玄関近く)はクローゼット、真ん中にはベランダ、左はちょっとした空間と崖(玄関から一番奥の壁)に窓があった。寝床はベッドが良くて、大体長さ2メートル、幅1メートル換算で部屋のどこに置こうか模索したけども、一番左の崖に当たるところはベッドがギリギリ入らなさそうで、代わりに置く場所も検討がつかなかった。つまるところ内装のイメージが全くつかなかった。また、正直広すぎるなとも思ったことからやめた。

 

2件目は1Kで7.3帖の部屋だった。1件目よりも内装のイメージは付いたけど、やはり10帖の物件を見てしまった後なので幾分狭く感じてしまった。8帖ぐらいがいいのかもしれない。間取りも真四角で、1辺の中点に玄関へと続く廊下があり、その反対側にベランダがあった。その構造がまた狭さを感じた一因なのかも。真四角な部屋の入口は隅にあってほしい。

 

結局その日は持ち帰り考えますと言って帰った。

 

内見2日目。

不動産屋に行く前に軽く駅周辺を散歩しようとひたすら練り歩いた。満遍なく歩いたことでもう正直全部知った気になった。予定時間の10分前、まだ歩いていない道があり、行きつく先も動産屋近くだろうと踏んで歩いていった。見事違った。むしろ現時点で知りうる中で一番遠い所へと出た。霜降り明星がM-1で披露した漫才にこんなくだりがある。せいやが水泳で溺れかけ頭の中に走馬灯が駆け巡るシーンで、せいやが散布中に「この道に出るのか~」と発見し、「しょうもない人生」と粗品が突っ込むシーン。この掛け合いがめちゃくちゃ好きで、思わずこれを思い出した。しかし、現実はシビアでよて時間に遅刻しそうだった。おまけに雨も降ってきた。地図を調べる時間も惜しくひたすら不動産屋の元へと走った。すでに散歩で歩いてきた道だったため道のりは分かっていたが、のんびりとしたテンションではなく「この道に出ちゃうのかよ!」と驚きと焦りが混ざっていたので最悪だった。

とにかく必死に走った。結果、無事時間通りに着いた。よかった。

 

不動産屋では、昨日内見して感じたことも伝えた。条件を提示していくつか物件を紹介されることを繰り返した結果、たまたま残っていた新築の物件が見つかった。8.2帖だった。部屋の広さだけでなくそのほかの条件にも見合っていたのでその物件を内見することにした。

部屋の間取りはテトリスの駒のようなZの形だった。一番扱いに困るやつ。

部屋に入った感想は7.3帖で感じた圧迫感はなく、また無駄に広すぎるなと思うこともなかった。ちょうどいい感じがした。不動産屋に「内装のイメージは付きますか?」と聞かれ、正直部屋の形がいびつでコンセントの位置も微妙なとこにあるため、イメージなんて何もついてないけど、もうほかに物件なんてないだろうと思い「はい」と応えて住むことに決めた。時期としても新築物件が残ってるのは珍しいらしいし。格安な新築物件は残っているらしいけど。

 

4月の4週目、契約をした。

4月の5週目からGWにかけて、引っ越しをした。

 

引っ越し自体はしたいと思っていたけど、中々食指が動かずだらだらと過ごしていた。でも物件探しのアプリをダウンロードしてから契約、引っ越しまでの速さが我ながら尋常じゃないなと思った。決断からの行動が速い。これからもこの感じを大切にしよう。

 

GWをかけて引っ越しが完了し、部屋で一息つく。

日の光を浴びたいと思い、ベランダへと赴く。部屋は1階のため大した景色なんぞ見えず、向かいにある家の壁が見えるだけ。正面から住宅街が右の方へと連なっている。左を向くと公園がすぐそばにあって子供の走る姿が見える。その向こうに電車が走る姿も見える。下を向くと砂利道に室外機が立ち並んでいる。その室外機の間にカップ麺のゴミがあった。そういえばまだご飯を食べていなかった。と同時に、このゴミは自分よりも階上の人が捨てたんだなと思った。変な人が同じマンション内に住んでいないといいなと思っていたけど、とりあえず平気でポイ捨てする人がいた。ちゃんと処理してくれよ。

眼下に広がる砂利道は、このマンションに住む人しか立ち入り出来ないところであり、正直立ち入る理由もないところではある。自分のせいにされるのは嫌なのでいつか処理しようにも、なぜ自分が処理しないといけないのかと思う。また処理したことでいつだった砂利道に捨てても誰かしら、もしくは1階の人が処理してくれると階上の人が思ってまた捨ててしまうかも。いや、もしかしたらこれを書いてる今もまた新たなゴミを捨てているのかも。とにかく前途多難である。

 

そういえば新卒の時の配属初日も嫌なことがあった。

昼食の時間となり、会議か何かしら終わって自席へと向かうため、階段に続く扉を開けると、その階段は食堂やコンビニへと向かう人でごった返していた。その様子に驚きつつ流れに乗って降りようとしたら、すれ違いで階段を上っていた人が急に振り向いてきた。鬼気迫る顔だった。なぜだか右手を振りかぶっていた。その様子に、もしかしたら殴られるのかもと思った。ほかにも人がいたことから手を降ろし、その人はまた階段を上っていった。原因を探った。たぶんきっと足を踏んでしまったのだろう。そういえば何かモニュッとしたものを踏んだ感触はあった。その人はサンダルだったことからいっそう痛かったのだろう。申し訳ないなと思いつつ怖かった。なんで配属初日からこんな嫌な気分になるんだろうか。前途多難だ。

 

初日は嫌な気分を味わうことが多いのかもと思った。

それでも、なんとか生きてるし会社もなんとかやっていけているので、今のマンションでもどうにか過ごしていけるだろう。

しかし、まだ隣の部屋の住人への挨拶が住んでいない。

こうしたことが前途多難を呼んでいるのかも。ちゃんとしよう。